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2020/2/29
逆境

 

逆境は、人を強くする。

全国のスポーツ選手たちが、チームでの練習が出来なくて困っているだろう。

この期間にしっかり、伸ばしてほしいことが三つある。

一つ目は、体力である。活動が再開したあとに今まで以上の動きが出来るように、目標をもって自主トレに励んでほしい。

二つ目は、学力である。人間は一生勉強である。将来の可能性を広げるために知識を増やす良い機会にしてほしい。

三つ目は、身長である。成長期のこの時期、規則正しい生活を行い、しっかり成長ホルモンを分泌して、体を一回りも二回りも大きくしてほしい。

我々、指導者も忙しくて、見れなかった書籍や動画などで学習したり、過去の指導を振り返ったりできる時間にしなければならない。

30年前にも、グランドで練習ができないことが一年半も続いたことを思い出した。

彼らは、志徳中学校サッカー部一期生であり、全員小倉南FC一期生である。

当時、Jリーグや中学クラブチームがなかった時代、JSLサッカーを引退して、地元の大学に入学した二十歳の私に毎月3万円のバイト代で中学生とサッカーをやって欲しいと誘われた。

その人物は小倉南FC創設者で、一期生が入学した志徳中学校のPTA会長である。

無理やり、サッカー部を作ったので顧問のなり手がなく、とりあえず教頭先生に顧問になってもらったが、子供たちにサッカーを指導する人物がいなかったらしい。

当然部室もなく、グランドも野球、陸上、テニスだけでなく、曜日によってはバスケットやブラスバンドも活動していたため、使わせてもらえなかったのだ。

指導のイロハも酒の飲み方も知らない若僧の私は、グランドでの練習をあきらめ、とりあえず選手たちと一緒に毎日8㎞のロードワークで先頭を走った。

選手たちは、練習したくても出来ない辛い環境の中、初心者コーチによくついてきてくれた。

上学年相手の練習試合では毎試合鼻血を流していたため(背が低いのに接触プレイをやめないため、相手の肘がいつも鼻にあたっていた)ユニホームは、血が染みつき水玉模様に変化していた。

試合に負けたら、また8㎞走らせた。

その結果、中学2年の新人戦福岡県大会で優勝し、九州大会に学校と福岡県の看板を背負って出場した。彼らは、九州大会で3位となり学校の部室とグランドでの練習を自らの努力と結果で得ることができたのだ。

このときは、逆境のおかげで全力で実力を発揮することができた。

ちなみに、この中から8人が小倉高校に進学した。

あんなきつい練習をしていたのに、しっかり勉強もしていたのだ。

皆もう43歳になっている。

青春の1ページである。

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